希望が持てない職場
私はカード端末機の営業マンをやっていました。ちなみに、カード端末機というのは、お店とかに置いてある、クレジットカードを使用する際にスキャンする機器のことです。
仕事は多少辛いところもありましたが、手取りがそこそこ高かったので全然がんばれました。
しかし、最近はキャッシュレス化が進んでいる影響から、カード端末機を契約するお店がどんどん減ってきています。
もちろんクレジットカードを利用する人はまだまだ多いです。ですが、私が危惧していたのは「キャッシュレス化に伴う業界の縮小」でした。要するに、会社の将来性を危ぶんだわけです。
あと、私はこれまで同じ会社の営業しかやってきていなかったため、他の仕事を経験してみたいというのもありました。
というように、転職の理由は割とふわっとしたものでしたね。
お試しでベンチャー企業へ
転職先に選んだのは、以前から気になっていたベンチャー企業でした。
ベンチャー企業を選んだのは、短期間で大きな成長を得られると考えたからです。
結論から言いますと、これが失敗でした。
当時はまだ勤めて6カ月程度だったのですが、毎日のように22時まで仕事をしていましたね。私は帰りたかったのですが、上司が帰らないので帰ろうにも帰りづらかったです。
そして私が転職してくる前の人達を合わせると、今年になって4人が辞めており、うち一人はうつ病になりました。
自分がしんどいのもありますが、これだけ悲惨な状況を見ると、さすがに辞めたいと思う気持ちが出てきます。
ただ、自分は転職したばかりですから、早期退職になることはどうしても避けたかったのです。
社内で仲良くなった人と二人で喋っている時も、ほとんど会社の愚痴ばかり。「いつ辞める?」みたいなことばかり話していました。
時間は有限でありかけがえのないものだと知った
行動しなきゃ!と思っても、会社が忙しくてそれどころではありませんし、他のことを考えることがもう億劫でした。
ですが、このままでは自分もうつ病になってしまうと思い、転職エージェントに相談してみたのです。
電話をかけるだけなら手っ取り早いですし、転職の意識がなくとも話くらいは聞いてくれるだろうと。
すると、一通り話を聞いてくれた後、エージェントの方が転職先の候補をいくつか出しくれました。
正直なところ、その時はまだ転職の意思はなかったです。ですが、そこに苦しみの出口があると思うと居ても立っても居られなくなり、そのまま転職活動を進めることになります。
そこからは本当に早くて、候補のうちの一つの会社から無事内定をいただき、地獄だった職場ともさよならをすることに。
自分がもしあのまま仕事を続けていたらと思うと、本当にぞっとします。
無我夢中で生きていると忘れますが、時間は有限だし、かけがえのないものなのだと、再認識した次第です。

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