コロナ禍で変化した転職市場で知っておきたい3つのこと

コロナの大変さを物語る女性 コラム

コロナウイルス感染拡大の影響で、転職市場はちょっとしたパニック状態になっています。

これから転職をお考えの方は、どのように転職市場が変化し、どのような考えを持って転職に臨むべきなのかを再認識しておく必要があるといえるでしょう。

そこでこの記事では、「コロナで変わった転職市場で知っておきたい3つのこと」「コロナ転職を成功させるためのコツ」について詳しく解説していきます。

失敗なく転職活動を進めるためにも、ぜひ最後までお付き合いください。

コロナ禍でリーマンショック以降の低水準を記録

低水準を記録した

コロナウイルス感染拡大の影響により、景気の水準を表す「景気判断指数(BSI)」が大企業・全産業でマイナス47.6を記録しました。

これは日本最大の景気悪化「リーマンショック」に次ぐ低水準となっています。

(参考:財務省『法人企業景気予測調査』)

それでは、景気悪化を受け、縮小傾向にある転職市場で勝ち抜くにはどうすればよいのでしょうか。

まずは景気悪化により、転職市場がどのように変化したのかを知っておく必要があります。

コロナで変わった転職市場で知っておきたい3つのこと

転職市場について考え、悩む女性

コロナで変わった転職市場の変化は下記の通りです。

  • 求人倍率が低水準|宿泊業・飲食業は特に減少している
  • 未経験可の求人が減少している
  • 採用が慎重になっている

以下では、それぞれの変化について詳しく解説していきます。

求人倍率が低水準|宿泊業・飲食業は特に減少している

厚生労働省の調査では、2020年の有効求人は前年同月比で約86%まで減少しています。
一方の求職者は前年比でほとんど変わっていません。

つまり、転職を希望する人に対して求人の数が圧倒的に少なくなっているということです。

特に、「冠婚葬祭」「飲食」「旅行・レジャー」などはコロナの影響を大きく受けているため、求人数が大幅に減少しています。

具体的には、「宿泊業・飲食サービス業(55.9%減)」「生活関連サービス業・娯楽業(44.2%減)」「製造業(42.8%減)」「サービス業(37.7%減)」などと、ほどんとどの業界で求人数が激減しています。

(参考:厚生労働省『一般職業紹介状況(令和2年5月分)』)

未経験可の求人が減少している

「未経験可」の求人も減少傾向にあることが分かります。

これまでは求職者の売り手市場が続いていたため、4月をめどにジョブチェンジする人は多数いました。
しかし、コロナの影響で求人が減ったこともあり、ジョブチェンジを行う人は減少傾向にあります。

たとえば、転職サービスのdodaに掲載されている「未経験歓迎」の求人は2020年3月時点で前年比130%前後で推移していましたが、2020年4月には106%に、5月には70%まで減少しています。

未経験を育成する環境の維持が難しくなっているのでしょう。

このことからも、現在の転職市場では、自律的に仕事を進められる経験者が優遇される傾向にあることが分かります。

「積極採用」から「慎重採用」へ

コロナによる景気後退の影響を受け、企業は積極採用から慎重採用に移行しています。

実際、書類選考の通過率は2020年4月時点で約22%となっており、前年同月の34%から12ポイント低下しています。

したがって、転職活動を行う際は通常よりもエントリー数を増やすことが大切です。

また一次面接の突破率もわずかながら下がっていますので、「一次面接すらも通らない…」と悲観的にならないことも大切です。

慎重採用になっているということは、少なからず企業も不安を抱えながら採用活動を行っているということになります。
その点を考慮し、なるべく多くの接点を企業と持つと良い結果につながりやすいでしょう。

【2020年版】コロナ対策万全!おすすめの転職エージェント9選

記事では、「転職エージェントを利用する前に知っておきたいこと」について詳しく解説。そして「登録必須の転職エージェント」「第二新卒向け転職エージェント」「役員・幹部向けの転職エージェント」など、状況別でおすすめの転職エージェントを紹介していきます。

コロナ転職を成功させるためのコツ

転職を成功させるためのコツを探す男性前述しました通り、コロナ禍での転職市場を生き抜くのは容易ではありません。

そこで以下にて、コロナ禍での転職活動を成功させるための方法を3つ紹介していきます。

仕事にギャップを感じても納得のできる仕事を求め続ける

仕事にギャップを感じても、納得のできる仕事を求め続けることは大切です。

まずギャップというのは「自分はこんな仕事がしたいわけじゃなかったのに」といったような、仕事と自分の価値観とのギャップを指します。

もしギャップを感じてしまったのなら、自分の成長を前提に転職することで上手く立ち回りましょう。

求められる人材になれるように成長することで、今感じているギャップを埋めることができます。

ただし、成長を感じられる環境であればドシっと構えてみるのも一つの方法です。

3つのポイントを把握したうえでリサーチをする

3つのポイントを把握して企業リサーチを行うことで、先ほど説明した「自分の価値観と会社とのギャップ」を作らずに済みます。

そもそもギャップを感じるのは、自分のリサーチと会社の中身がかみ合っていないからです。

ですから、企業のリサーチをする際は下記のポイントを中心に進めましょう。

  • 自分自身の分析
    ⇒今持っている価値観と実績など
  • 将来ありたい姿の分析
    ⇒将来成し遂げたいこと・目指す仕事のスタイルなど
  • 相手の分析
    ⇒社風・給料・企業理念など

上記の3点をポイントに企業リサーチを行うことでギャップは生まれにくくなります。

企業から出ている情報を盲信せず様々な意見を取り入れる

先ほど企業リサーチのポイントを紹介しましたが、「企業から出ている情報を盲信してはいけない」ということも知っておきましょう。

なぜなら、企業から出ている情報だからといって信ぴょう性が高いわけではないからです。

たとえば、企業の情報はHPや求人要項から得ることができます。

ですが、企業が発信する媒体でわざわざネガティブなことは発信しませんから、ほとんどの情報はポジティブな部分だけが切り取られて発信されています。

したがって、企業が運営していない媒体で発信している情報・意見を取り入れることが非常に重要になってきます。

具体的にいうと、分析された客観的な意見が欲しいのなら転職エージェントの意見を、企業の内情を知りたいのであれば口コミを参考にするとよいです。

どちらも無料で得ることのできる情報ですから、転職活動の成功確率を上げたい方は必ずチェックしておきましょう。

「もう転職したい…」という声が多い業界BEST5

仕事を辞めたいと思っている男性先ほど、企業から出ている情報を盲信せず、様々な意見を取りれるべきだということを提唱しました。

そこで、コロナ禍において、今「転職したい」と思っている人が多い業界を紹介します。

「他業界へ転職したい!」という声が多かった業界のランキングは下記の通りです。

1位 流通・小売り(70%)
2位 金融・保険(65%)
3位 コンサルティング(54%)
4位 商社(51.7%)
5位 マスコミ・広告・デザイン(50%)

(参考:『エンエージェント』https://enagent.com/)

上記の通り、他業界への転職を希望する割合が高かったのは「流通・小売り業界」で、次に高かったのが「金融・保険業界」という結果になりました。

流通・小売業界に関しては、コロナ以前より他業界への転職を希望する人が多い傾向でしたが、コロナの影響で前年同月3.4ポイントプラスとなっています。

就職先として人気の高いコンサルティングや商社などは、キャリアップを積極的に考える人が多く、結果的に他業界へ行く人が多いです。

 

逆に「次の転職先も同業界が良い」と回答した人の割合が高かったのは「IT・通信・インターネット業界」であったこともエンエージェントの調査により分かっています。

コロナの影響で、メディアやデジタルコンテンツの重要性が改めて認識された結果でしょう。

このように、確かな筋から口コミ情報を得ることは、失敗のない転職活動につながります。

転職活動で重要視すべき点はコロナ禍の前後で変わらない

結論、転職活動で重要視すべき点はコロナ禍の前後では変わりません。

ただ、「しっかりとした自己分析・企業リサーチを行い、ギャップの少ない企業を求める」という流れが、コロナの影響でより一層強く認識されるようになったことは言うまでもありません。

求職者はこれまで通り、良質で鮮度の高い一次情報を転職エージェントから取得し、個人の判断で転職活動を進めていけばよいのです。

転職市場と業界の情報を制し、失敗のない転職活動を進めていきましょう。

【2020年版】コロナ対策万全!おすすめの転職エージェント9選

記事では、「転職エージェントを利用する前に知っておきたいこと」について詳しく解説。そして「登録必須の転職エージェント」「第二新卒向け転職エージェント」「役員・幹部向けの転職エージェント」など、状況別でおすすめの転職エージェントを紹介していきます。

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