会社勤で得た知識やスキルを生かして独立したいと考える人も増えたのではないでしょか。会社に属さないフリーランスという働き方は自由に働ける反面、自分で全ての業務をこなさなければなりません。今回はフリーランスになるために必要な最低限の5つのチェックリストをご紹介します。
目次
フリーランスってなに?
フリーランスとは、会社や団体に属することなく仕事の案件に応じて契約をする働き方のことを指します。フリーランスという働き方は、場所や時間を選ばず自由な働き方ができると思われていますが、実際は社会的信頼が低かったりというデメリットもあります。
フリーランスになると自分で仕事を見つけ、契約し請求書を発行したりなどもしなければなりません。会社に属していた人だと、会社が全て行ってくれるためフリーランスになる前にどのような準備が必要かをしっかり確認しておくと良いでしょう。
個人事業主との違い
フリーランスと同じように個人事業主も会社には属していませんが、個人事業主とは「事業を法人ではなく、個人で行ない税務署に開業届を出して事業をしている人」を指します。
どちらも会社や団体に属さずに働く案件によって契約を交わし、給与ではなく報酬として収入を得ます。
フリーランスになるために必要な最低限のチェックリスト
フリーランスになるためには、最低限必要なものを揃えておくことで、後々困ることがないでしょう。そのためにもこの章では、フリーランスになるための最低限必要な5つの項目をご紹介します。
クレジットカードなどの審査を済ませておく
クレジットカードや住宅ローンなどを組む際は、会社に属しているうちに済ませておくといいでしょう。フリーランスは会社に属さず、案件により仕事を契約するため社会的信頼度が会社に属している人とは異なります。フリーランスになってから審査をして万が一通らなかった場合のことも考え、フリーランスになる前に審査を済ませておきましょう。
開業届を出す
開業届は必ずしも届出を出さなければならないものではありませんが、開業届を出すと屋号での講座開設ができたり、青色申告をする際は必要となります。開業届は区の税務署やネットでもできます。
確定申告を勉強する
会社に属している人は会社が行ってくれていましたが、フリーランスになると確定申告を自分でしなければなりません。確定申告には「白色申告」と「青色申告」の2種類があり、何も申請しなければ初年度は白色申告となります。
青色申告をすると控除をもらえるため、手続きが面倒でなければ初年度から青色申告をするのがおすすめです。
国民年金・国民保険への切り替え
フリーランスになると社会保険に加入できなため、国民健康保険に自ら切り替えなければなりません。また、会社で引かれていた年金も自分で払わなければならないため、独立する際は区役所や税務署に行くなどして切り替えるのを忘れないようにしましょう。
名刺や自分を宣伝できるSNSなどの作成
フリーランスとして活動する上で、自らの名前を自分で売っていかなくてはならないため、名刺は必須となります。また、SNSなどを積極的に活用して自分の行っている事業のことを宣伝することも必要です。
フリーランスになる前にやっておいた方がいいこと
フリーランスになるためには必要なものを揃える以外にも、やっておいた方が良いことが何点かあるため、そのうちの重要な4つをお伝えします。
人脈を作る
会社に属さず自ら契約を取りにいく、自分で仕事を探さなければならないため、できるだけ人脈作りをしておきましょう。ビジネスコミュニティに属する、フリーランスの集まりに集まるなど、近年コミュニティ活動が盛んに行われています。また、ビジネスマッチングアプリなどを使ってみるのも一つの方法です。
環境を作る
環境を作ることも大切なことです。会社に属している人たちとばかり会ったり話をしていると、自ら仕事をするフリーランスとして話が合わなくなることもあるでしょう。周りの環境を整えたり、付き合う人を変えてみるのもおすすめです。
スキルを磨く
フリーランスとして活躍するためには、自分が持っている能力を常に磨く必要があります。同じ仕事をできる人はたくさんいるため、自分にしかできないやり方や工夫が重要となってきます。
ある程度のパソコンスキルをつける
会社に属していると経理担当が全て行ってくれますが、フリーランスとして働くには、請求書や年末調整など事務作業を自分で行わなければなりません。そのため、ある程度のパソコンスキルはつけておくと便利でしょう。特にWordやExcel、Googleスプレッドシートなどの操作方法は覚えておくと良いでしょう。